月刊サイクルビジネス
9月20〜24日にアメリカ・ネバダ州ラスベガスを中心に、全米最大の自転車ショー、インターバイクが開催された。近郊のボルダーシティでアウトドアデモ(20、21日)、ラスベガス市内のサンズエキスポコンベンションセンターでインドアショー(22〜24日)が行なわれ、多くの業界関係者で盛り上がった。来場者数は、総計で前年比3%増の2万4000人以上、小売店数は4000店(前年同)、米国内バイヤーは1万1300人(前年同)、海外バイヤーは前年比44%増で1872人だった。
注目の2011年モデルの展示会が東京を中心に開催された。シマノ、BSCアンカー、アキコーポーレーション、ミズタニ自転車、深谷産業、アキボウ、新家工業、ライトウェイプロダクツジャパン、ACTIONSPORTS、ジョブインターナショナル、ホダカの展示会を紹介。
地元の量販卸が大きな勢力を持っていた九州も最近は様相が大きく変わりつつある。イオン等大規模な量販店や家電量販店、さらにはあさひ等の大型専門店が着々と勢力を伸ばしつつあるのだ。また、ヤマイチがサイモト自転車に吸収されたことも大きな話題となった。昔は安物の横行に「投げ市場」とまで言われていた九州だったが、安全で高品質の機種を求める顧客が確実に増えた。そして、ここ1、2年の不況で顧客争奪戦は更に熾烈になっている。
10月4日、静岡市の浮月楼で開催された「人の集まる街づくり市民会議」定例勉強会において、(有)17バイシクルの三浦社長がコミュニティサイクルシステム「エス・シティ」について講演を行なった。