月刊サイクルビジネス
ここ数年で安定感を取り戻しつつある丸石サイクル。天津富士達の傘下にある愛賽克での製造も軌道に乗り、幅広い商品アイテムを供給できる態勢を構築。業販店、量販店とバランスよく販売している。東日本大震災では東北営業所が被災したが、支援活動も行なった。そんな丸石の舵を取る荒井社長に近況や今後のビジョンを伺った。
19の国と地域から約1200の企業、団体が参加した今年の上海ショー。会場内の各ブースではスポーツ車種が多く展示され、日本への輸出が中心のメーカーでもブース内ではレジャー車を訴求。さらに電動車エリアには欧米市場向けのスポーティな電動車が並び、華々しさを感じさせる雰囲気となった。
今春、北海道は雪解けは例年通りだったものの低温の日が続いた。そして、3月11日、東日本大震災が襲った。地震や津波被害は比較的軽微だったが物流には大きく影響、自粛ムードが蔓延し、一時は量販店のチラシも捲かれなくなった。しかし、その後、景気回復には自粛を打ち破ることが重要という気運が高まったり、都市部を中心に自転車の通勤需要が増えたりと少しずつ回復基調にあるようだ。
パナソニックは電動車ではトップメーカーだが、これまで幼児2人同乗の電動車は、BSC、ヤマハがほぼ独占してきた。中でもBSCのアンジェリーノアシスタは都市部を中心に高い需要を獲得。子供乗せ電動車の定番となりつつある。パナソニックは子供乗せの電動車リチウムビビチャイルドを販売してきたが、3人乗り(幼児同乗2人)機種は見送ってきた。今回は満を持しての投入で、年間2万台(2機種合計)の販売を計画している。