月刊サイクルビジネス
就任して3年目を迎えたミヤタサイクルの高谷信一郎社長。今年の3月決算では売上高33億2700万円とほぼ横ばいだったが、セグメント利益は大きく改善し黒字が2億円を突破。企業体質の転換は確実に進んでいる。今年前半は業界全体が厳しかったが、そんな中でどんな舵取りを進めていくのか、高谷社長にインタビューした。
ヤマハ発動機(株)は、巨大機械工業(股)公司(=GIANT 劉金標董事長)グループのジャイアント・エレクトリック・ビークル社とヨーロッパ市場において電動アシスト車の共同開発、ユニット供給について基本合意したことを発表。両社は今後長期的に協力関係の構築を目指すという。ドイツを中心としたヨーロッパ市場への本格進出を目指すヤマハのドライブユニットはセンターマウント方式で、同タイプが多いドイツ市場で拡販を目指すジャイアントとの思惑が一致したことが今回の提携に繋がった。
9月にブリヂストンサイクル(株)から発売になったばかりのbikke(ビッケ)。親と子供が自転車の楽しさを共有できる新しいコンセプトのモデルだ。どんな考え方の中からこのモデルが誕生したのか。また、この商品の持つ新しさは何か。商品開発の担当者に伺った。
今年前半の市況は厳しかった。中国地方もご多分に漏れず自転車業界関係者の多くは表情が険しかった。全国的に見ても高級通学車がよく動く地域だが、通学車の販売も年々減少傾向にあることは確かだ。しかし、そんな中、都市部でスポーツ車や子供乗せ車の需要が出始めたり「電動通学」が話題になったりと変化の兆しはある。健康・環境志向などのトレンドに即したニーズを掬い取れば勝機はある。