月刊サイクルビジネス
2012年インターバイクは、ここ数年で最も活気に満ちたショーであった。米国外からも数多くのブランドが出展。今回は、英国のブロンプトン、カナダのルイガノ、オーパス、台湾のターン、そして米国のビーチクルーザーブランドであるナーブの5社を紹介する。
九州の地方卸、久留米輪業(株)(執行整二社長)が自己破産。11月13日に事業停止、29日に福岡地方裁判所久留米支部に自己破産の申し立てを行ない、12月5日から破産手続きを開始した。負債額は約1億円でその大半は金融機関と見られる。同社は1948年設立、福岡県久留米市に本拠を構え、パナソニック、マルイシ、スギムラ、THE、サカモトテクノ、大阪ギア等を扱い、福岡、佐賀と大分の業販店約300店をフォローしてきた。2011年の売上高は約1億6000万円(当社推定)。
12年の自転車市場は厳しかった。一般車、スポーツ車、電動アシスト車とあらゆるカテゴリーで軟調だった。最大市場である東京、神奈川も例外ではない。11年は東日本大震災後に通勤需要が高まり販売が伸びたが、12年はその反動が大きかったようだ。また、春需期は週末の度に雨と天候にも恵まれなかった。いずれにしても消費者の財布の紐は堅いのは確かだ。13年、東京・神奈川の自転車市場はどうすれば活性化するのか、考えてみたい。
2012年夏に公表されるはずだった「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」が、遅れに遅れて11月にようやく国交省と警察庁から発表された。
リーマンショックや東日本大震災などをきっかけに自転車の注目度は高まっているが迷惑行為や事故も数多く取り上げられる。一方、都市交通の有効な一手段として自転車活用の必要性に気づいた政府は、整備の現場で具体的に何をどうすべきか、約一年前に検討委員会をスタート。12年4月に指針(ガイドライン)のための提言をまとめた。