月刊サイクルビジネス
5月6~9日、第25回中国国際自行車展覧会 (上海ショー)が開催された。
新会場の上海国家会展中心は、上海虹橋空港や高速鉄道の起点となる上海虹橋駅からクルマで約10分とアクセスも良い。会場内は天井も高く空調や照明設備も行き届いており、展示が見やすい。
14万㎡の広大なスペースに1315社が出展、ブース数は前年比15%増の7227小間にも及ぶ。完成車メーカーが259社、電動車及び関連部品メーカーが 122社、ウェア・アクセサリーが137社に。海外からの出展も多く、日本、オーストリア、オーストラリア、パキスタン、ドイツ、ロシア、フランス、フィ ンランド、フィリピン、韓国、オランダ、チェコ、カナダ、アメリカ、マレーシア、南アフリカ、スウェーデン、スリランカ、トルコ、タイ、スペイン、ギリ シャ、インド、インドネシ ア、イタリア、ベトナム、イスラエル、台湾、香港など、約30ヵ国・地域から131社(前年比13%増)が参加した。
ブリヂストンサイクル(株)100%出資の中国法人・常州普利司通自行車有限公司の新工場が完成、5月8日に「開所式・創立20周年記念式典」を開催した。
江蘇省常州市新北区に建設された新工場は、敷地面積14万8000㎡で将来的には最大100万台の生産能力を予定。日本国内の上尾工場、駒西工場とともに日本市場への安定供給を図るとともに、中長期的には中国市場への販売も視野に入れ ている。
「将来的には、ブリヂストンブランドの電動車のみならずスポーツバイクの販売も強化。既に進出を果たしている台湾や欧米の 有名ブランドに対抗すべく市場進出を果たしたい。スポーツ車のエキスパートである平岩良昭前マーケティング本部長も現地に常駐、営業活動を活性化させていく」(佐藤慎一社長)。
JACA (ジャパンサイクルオークション)を手掛ける(株)ビーディーエスの新社長に政近直人氏が就任した。同社は二輪中古オークションの草分けで同業の最大手。 グループ会社も含めると、二輪車オークション、OA機器オークション等の事業を手掛けている。2008年にスタートしたサイクルオークションは、11年4月には隔週から毎週開催に増やし、業界でも少しずつ定着してきた。政近社長は立ち上げ時期から携わっているが、現在のサイクルオークションの状況や今後の ビジョンをお伺いした。
今年は道南から道央、道東、道北まで全域に亘って雪解けが早く、春需の販売商戦も早くから始まったという。秋口の10月になれば「モノがほぼ動かなくなる」という北海 道の自転車市場、少しでもスタートが早まることの意味は大きい。夏に向けてサイクルイベントも目白押しの北海道の最新事情を報告する。