月刊サイクルビジネス
シナネン(株)は今年10月に持株会社体制に移行する。それに先立ち自転車の販売事業を行なってきた同社物資部と100%連結子会社の青葉自転車販売(株)が統合、シナネンサイクル(株)という新会社が4月1日に誕生した。初代社長に就任したのが、前シナネン常務取締役・グローバル事業本部長だった増田哲彦氏だ。新生企業の事業計画、ビジョン等をお聞きした。
ビギナーから上級者、家族や仲間で和気あいあいと楽しめるサイクルイベントとしてすっかりお馴染みのアキグリーンカップフェスティバルが5月16、17日に長野県の富士見高原リゾートにおいて開催された。今年は第20回の記念大会で、12時スタートで「20」時まで続くMTB 8時間耐久レース等、記念大会ならではのプログラムが盛り沢山。約2000名の参加者が信州の大自然、爽やかな風を満喫した。
大会を主催する(有)アキコーポレーションの二宮明社長は「継続は力なり。20年前から子供達にアウトドアで遊ぶ事の楽しさを伝えジュニア選手の育成に注力、それが今、開花しつつある。『スポーツサイクル大運動会』として、家族が笑顔になれる、自転車文化の向上に寄与するイベントとして続けていきたい」と語る。
東日本大震災から4年が経過、未だに仮設住宅で暮らす人々も大勢おり、かつての生活にはまだまだ遠いというエリアもある。しかし、着実に復興し元気を取り戻している人々もいる。自転車業界は、少子高齢化で全般的には厳しい市況が続く。そんな中、活路を見いだそうと奮闘する東北の業界関係者の声をレポートする。
6月1日から改正道路交通法が施行、自転車の危険運転を繰り返すと有料の「自転車運転者講習」が課せられる。ここ数年、移動手段としてあるいは余暇を楽しむツールとして自転車の価値が高まっているが、同時に自転車が絡む交通事 故や運転者のルール違反が広く話題になっている事も確かだ。今回の改正によって14歳以上の自転車運転者が「危険行為」で3年間に2回摘発されると、3時間の講習(受講料5,700円)が義務づけられることになった。受講義務に違反した場合は5万円以下の罰金が科せられる。