月刊サイクルビジネス
台湾大手完成車メーカー巨大機械工業が、保有していた日本の有力製造卸ホダカの株式(持株比率49%)をホダカへ全数売却した。ホダカはもう1社が保有していた株式(同2%)も買い取り、これでホダカがの自社株保有率は過半数を超えた。同社経営陣が「MBOによるもの」という今回の動き。これからの経営の舵取りに注目が集まる。
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サギサカの今年9月期決算は、自転車の落ち込みで売り上げが60億円を割り込む見通しとなった。だが「ここから仕切り直し」と、来期に向けてすでに気持ちを切り替えている匂坂慎祐社長の表情に曇りはない。若いながら自転車ビジネスに長年携わり、広く鋭いその見識で時代の変化を捉えて前に突き進む。
(株)シマノの平成27年12月期第2四半期連結決算は、売上高、利益ともに大幅増となった。これに伴い通期予想を上方修正。自転車部門でMTBコンポーネントの「DEORE XT」と「ACERA」、ロードコンポーネントの「Tiagra」のフルモデルチェンジが好評となり、釣具部門でも同様に堅調な動きとなった。
広大な地域ながら高速道路の整備などで物流が発達し、大型店の進出も続いている甲信越地方。今回、各地を取材してみて見えてきたのは、マクロ視点では捉えにくい小さな変化だ。高付加価値戦略へのシフトを図る各社の動向を探った。