月刊サイクルビジネス
消費ニーズが細分化し続ける現代において、新しい自転車の楽しみ方を提案することがブランド力や市場シェアの向上にも直結する。これから自転車業界にイノベーションを起こすブランドはどこか。12月号に続き、インターバイク・インタビュー後編ではジェイミス、マリン、GT、アクセルのインタビューを掲載する。
“世界の工場”深センが大きく変わろうとしている。今までは郊外だったエリアに自転車関連工場を含めてあらゆる産業の製造拠点があったが、深センの都市拡大により工場地帯に高層マンションや商業街が建設され、工場は移転を余儀なくされる状況に。しかしこれを業容拡大のチャンスと取る向きもある。一方ではコスト増で撤退か否かに悩むメーカーも多い。大きく変貌しつつある深センがこれから進む方向は。
2016年の商戦に向けて動き始めた自転車市場だが、目下の状況は芳しくない。「販売は冷え込むばかり」というのが、千葉・埼玉の卸商社、そして各メーカーの取材を通して全体的に聞かれた言葉だ。この苦境をいかに脱するか。もちろんメーカーをはじめ川上から川下まで全ての関係者が苦心惨憺していることなのだが、果たしてそういった打開策は見出されるのだろうか。最新マーケットを探る。
中国華南の一大バイクイベント「華南オフロードバイクレース」が10周年を迎え、11月29日にこれまでに増してさらに盛大に開催された。会場は今秋に移転した東莞元渝機械有限公司の本社工場敷地。ここに広大なバイクパークを造成し、隣接地にはクロスカントリーコースも整備。200mの4Xコースやバイクスタント、トライアルエリアもあり、レイアウトはアジア著名ライダーが行なった。ここで、世界各国の選手がテクニックとスピードを競い、会場は終日歓声に包まれた。