月刊サイクルビジネス
2015年11月に、栗山孝七氏が新しく社長に就任した㈱丸石サイクル。機能性車種や特徴的な自転車を数多く生み出してきた同社だが、これからはウィークポイントだった一般車も販売促進策を強化し、全体を平準化させて“総合自転車メーカー”としての地位を再確立して同社の本来の姿を取り戻す。量販をはじめとする自転車ビジネスを第一線で経験してきた栗山社長の手腕が同社でどのように発揮されるのか自転車業界から注目される中、多方面で話を伺った。
年始恒例の「平成28年自転車業界年賀交歓会」が、(一社)自転車協会の主催で1月8日、大阪府堺市のホテル・アゴーラリージェンシー堺にて開催された。2015年は日本市場での自転車販売台数が減少するなど厳しい市況だったものの、金額はプラスとなり、単価もアップ。またスポーツ車の人気上昇など明るい兆しも感じられ、自転車ビジネスに携わる出席者たちは気持ちも新たに飛躍を誓いあった。
全国でサイクルベースあさひを展開する(株)あさひの平成28年2月期第3四半期決算は、売上高390億7100万円と前年同期と比べ7.5%の増収となった。また利益面でもそれぞれ前年同期実績を20%上回る増益となり、好調を維持している。同期末中の店舗数は直営店394店舗、FC店23店舗の合計417店舗と店舗数も増加させながら、新規商品シリーズを投入するなど、市場全体の活性化を図る商品戦略も打ち出している。
「第1回サイクルパーツ合同展示会」が、1月13〜14日に東京都立産業貿易センター台東館にて開催された。自転車のアフターパーツに携わるメーカー、販売店向けのBtoBの展示会として、部品用品メーカー、輸入代理店、卸商社といった企業113社が出展。来場者は初日が1116名、2日目が634名で2日間トータルで1750名となり、盛況となった。それぞれのブースはシンプルで商品が見やすい展示内容で、出展者からの評価も概ね良好に。次回の開催にも期待される。