月刊サイクルビジネス
昨年、サイクルベースあさひの店舗数が400店を超え、日本全国で自転車小売店として確固たる地位を築いている(株)あさひ。最近は店舗を改装してスポーツ車などの専門店化も推進しているが、すべてはユーザーそれぞれの自転車ライフを向上させるため、地域の特性に合わせて深掘りしたことで導き出された展開。店舗をプラットフォームとして、自転車の魅力を高めていく努力を絶え間なく続ける同社に、今、そしてこれからの「あさひ」像をうかがう。
世界的な主要自転車トレードショーの1つである上海サイクルショーが、今年も5月初旬に開催された。1年間の中でも重要なビジネス機会の場であるだけに海外から多くのバイヤーが会場を訪れた。世界への自転車供給台数が全体の6割を占めると言われる中国自転車業界として、今回も存在感を見せたのだが、一方では2015年の生産台数と輸出台数が減少するなど、変化の波も表面化している。安定した顧客を持つメーカーも新規市場開拓に熱を入れるなどマインドも変わりつつある中国業界の動向を、上海ショーの現場で探った。
雄大な日本アルプスを抱く大自然を舞台に、トップライダーからキッズまでが集まり、多種多様に自転車を楽しめるというイベント「アキグリーンカップフェスティバル」が5月14、15日に富士見高原スキー場で開催された。仲間やファミリーで集まり、自分なりのペースでゴールを目指す「MTB4時間耐久レース」をはじめ、絶景を楽しみながらツーリングできる「MTBガイドツアー」などレベルや楽しみ方に応じたレースを実施。さらに世界で初めての開催となる「ストライダースーパーダウンヒル」など特徴ある種目も多数行なった。
“楽しくオシャレなサイクルシーンを提案する2日間”として、横浜赤レンガ倉庫を会場に日本最大規模でミニベロブランドが勢揃いする展示・試乗会「YOKOHAMAサイクルスタイル×ミニベロフェスタ2016」が5月14、15日に開催された。会場には日本国内でも著名なミニベロブランドがブースを並べ、イベントも多数実施してファンならずとも楽しめる雰囲気に。多くの来場者で賑わった2日間に、出展社サイドも今後の販促に手応えを感じた様子だ。