月刊サイクルビジネス
軟調な自転車市況の影響もあって、2016年9月期決算では前年比で横ばいの業績となった(株)サギサカ。しかしそんな中でも新提案商品を積極的に開発するなど、市場開拓にも余念がない。新登場したシルバー向け自転車では自転車業界にとどまらず介護分野での販売ルート構築を図る。また流通の変化にも合わせて自社拠点を活用して物流効率を高める施策を推進。今後の展開について同社の匂坂慎祐社長に聞いた。
展示会シーズンがピークを迎え、全国各地でメーカーやブランドの展示会が開催された。今年が初開催となった「サイクルフェス・イン・東京」には、2日間で500名以上の来場者を集め、盛況に。広大なフロアスペースを使用し53社が出展、新製品から注目モデルまでを訴求して会期中賑わいを見せた。
量販市場の強い九州では、現在でも価格競争が続く。薄利多売の商売に辟易とした目を向けながらも、各卸ではその分野とは違う角度で自転車市場の活性化を目指す。価格ではなく、いかに自転車の魅力を多くの人に再発見してもらえるか。将来に向けた種まきが今まさに各地で行なわれているのだ。発生から半年が経ち、復興への動きも見え始めた熊本県の状況も合わせて、九州自転車市場の現状をリポートする。
ブリヂストンサイクル(株)(関口匡一社長)と日産スタジアムが共同主催するサイクルレースイベント「アンカー 日産スタジアム サイクルパークフェスティバル」が、9月24日に神奈川県横浜市にある日産スタジアムの陸上競技トラックと新横浜公園園路を会場に開催された。今年で12回目を迎えた同大会。初心者向けのカテゴリーやサポートが充実しており初めてでも安心して出場できることが特徴で、参加者の約50%が初参加となった。