月刊サイクルビジネス
今年で30周年を迎えた台北国際自行車展(台北ショー)が、3月22〜26日の4日間、台北市の南港展覧館全館と台北世界貿易中心ホール1の一部エリアを会場として開催された。世界最大の国際サイクルショーの1つである同ショーが、今年で大きな節目を迎えた。30周年にあたってロゴやイメージデザインを一新し、開幕前日には試乗イベントも開催。ビジネスのプラットフォームを土台として体験型イベントの充実も図り、より一層豊富な内容とした。
世界的ハイエンドスポーツ車生産のプラットフォームとして、常に革新的な製品を生み出してきた台湾自転車業界。近年は電動車に適した新アイテムが存在感を高めている。またロードバイクやMTBなどピュアスポーツ分野でもさらなる進化を遂げた製品が続々登場。注目アイテムを誌面で一挙に掲載。
3月24〜26日の3日間、天津市の天津梅江国際会展にて盛大に開催された「中国北方自行車電動車展覧会(天津ショー)」。毎年各地から大勢の販売代理店や専門店といった関係者が来場する同ショー、今年も初日のオープン前から入口付近が人で埋め尽くされ、熱気に包まれた。3日間の会期中も人の流れは途絶えず、終始大きな賑わいを見せた。
春需まっただ中の中日本。広大な地域を歩いて感じたのは、やはりまだまだ通学車需要は健在だということ。一方で少子高齢化の影響は猛烈な圧力で自転車業界にのしかかってきており、「何か手を打たねば」という、メーカーはもちろん地方卸、販売店に至までその危機感を有しているという状況だ。ここから打破するために何が必要か、どの地域でもその試行錯誤が続いている。