月刊サイクルビジネス
昨年12月に千種社長が就任し、新たな体制をスタートした(株)ニッコー。直近の決算では売上高が創立以来初めて30億円を突破するなど好調な業績を上げているが、将来に向けては100年企業、売上高100億円という高い目標を掲げた。その夢に向かって創業以来の商品であるホーンや錠前、ブザーの3本柱をさらに強固にしながら新たな分野にも挑戦するなど事業を推進。千種社長に今後の展望を語ってもらった。
(株)シマノ(島野容三社長)が平成29年12月期連結決算を発表し、売上高は3358億円(前年同期比4.0%増)、営業利益は643億5100万円(同0.3%減)、経常利益は557億4800万円(同20.4%減)、当期純利益は384億4300万円(同24.6%減)と、増収減益となった。自転車部品においては、セグメント売上高は2702億0600万円(同4.1%増)、営業利益は574億1000万円(同0.8%減)という業績となった。
スポーツ車や電動アシスト自転車など様々なブランドが出展し試乗が楽しめるイベントとして人気のある「埼玉サイクルエキスポ2018」が、埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナで2月17、18日に開催された。今年は141の企業・団体が出展。初日には9時のオープンと同時に来場者が目当ての試乗車やブランドブースに足を運んだ。各ブースでは最新モデルをはじめとして注目の車種が勢揃いし、ファンの目を楽しませた。また話題沸騰のE-BIKEも各社から新機種が登場、実車で感触を確かめる来場者の姿も目立った。
さあ、今年も春需目前。これから気合いを入れて自転車を売るぞ!という時期。だが、2月の段階になってもまだまだその勢いは生まれそうにない。昨年は生産面で混乱が発生しただけに、今年の需要期に向けては早めの仕入れ手配を進めるなど準備万端といったところ。あとはお店にお客が来るのを待つのみなのだが、肝心のお客が店に来ない。回復の兆候を覗かせる今年の自転車市場だが不透明な部分も大きい。近畿の動きを探りながら、2018年の展望を占ってみた。