月刊サイクルビジネス
中国国内の有力自転車ショーとしての地位を築いた中国北方自行車電動車展覧会。電動自転車を中心にスポーツ車や台湾メーカーなど幅広い品目で、今年も30万人もの来場者を集め、盛況となった。全国から多くの販売代理店などが会場を訪れ賑わったが、中国自転車市場は昨年、販売台数が減少。今回のショーでは表面上は大きな変化はないものの、来場者の心理は昨年とは違った様子も。“新常態”となった中国で、自転車マーケットがどの方向へ行くのか。中国の自転車関連業者が集う天津ショーで読み解いてみた。
スポーティな走りを得られる小径バイクの著名ブランド「ブロンプトン」を愛用するオーナーたちが集い、思い思いのスタイルでレースを楽しむユニークなイベント「ブロンプトン・ワールド・チャンピオンシップ JAPAN 2016(BWC JAPAN)」が、4月24日に千葉県袖ヶ浦市の袖ヶ浦フォレストレースウェイにて開催された。英国ブランドの風情を感じさせる、スーツスタイルのコーディネイトを身に纏った選手達がレースを楽しんだ。
シマノが2017年新ラインナップを発表。MTBコンポーネントのセカンドグレード「DEORE XT」にDi2モデルが新たに登場。電子制御による様々なファンクションを搭載して、ライダーによる操作感をさらに自在なものとした。また入門用ロードコンポーネントとして人気の「SORA」のフルモデルチェンジ、アーバンバイク用のハイエンドコンポーネント「METREA」の登場など、注目モデルが続々発表した。
毎年冬期の天候に左右される中日本エリアの春需だが、今年は安定した天気や雪が少なかったことも手伝って、通学車市場は順調な売れ行きを見せた。ただ少子化といった慢性的な問題は依然続いており、新たな需要開拓に向けた取り組みも各卸商社では進めている。スポーツ車や電動車が今後どれだけこの地区で伸びるかも、自転車市場の安定化に繋がっていく。